‐部恋。 Another Story‐


俺は笑って聞いていたけど、
ふと頭に浮かんだのは、
先輩のお別れ会で
しっかりした挨拶をして
深く礼をしてるあいつだった。



サチさんと別れて、
ひとり歩いて帰っていく…。

寒いなあー。と思いつつ、
かばんの中を探る。


「あ…れ?手袋……。」

さっきまで手袋してたのに
なんでないのか考えてたら
すぐに思い出した。



「あ、長川に貸したんだ;」

やべー、俺らしくねえこと
無意識にしてるし;(笑)


―――――――――…



< 144 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop