‐部恋。 Another Story‐



『ごめんな~?
 今日、勇介は
 用事あるらしくて
 来れなくてさ。
 ドタキャンしてでも
 来いって
 言ったんだけど……』

俺はアイツの代わりに
彼女に謝った。


「全然いいよっ♪
 北山くんぐらいかなあ?
 今までちゃんと
 言葉交わしてない部員。

 マネとして大問題だから、
 次なにか会があったら
 連れてこなきゃねっ♪」

そう言って彼女は笑った。



『なあ長川~?』

「ん~?」


『俺が誘っちゃった分、
 何かあったら
 助けるからなっ!
 先輩たち引退したら、
 女子一人なんだし…
 無理すんなよ?』

とか、真剣なこと
言っちゃったりしてみる。



< 36 / 148 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop