‐部恋。 Another Story‐



「…そんなことないもんっ!
 最近やっと仕事が板に
 ついてきたのに~っ!」

ほらね、
また怒らせちゃったし;

彼女は俺の背中を
思いっきり叩いた。


『った…!てめ……!』

はいっ、
殴り合いの始まり~(笑)

なんで俺は真面目な空気を
乱してしまうんだろ;


彼女を前にすると
どうも素直に
かっこつけれない。

言ってあげたいことが、
守ってあげたいことが、
うまく伝わらないんだ。


だけど俺の前の彼女は
いつも笑っていてくれる。

今はそれで
十分かもしれない。




………たぶんね。




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