‐部恋。 Another Story‐


本当に2人で帰っちゃって、
何事もなかったかのように
お別れ会が続いていった。

俺はというと、
生きる気力をなくしたように
ぐったり。(笑)


弱り果てた俺を
川上先輩は笑った。


「お前さ、愛奈のこと
 ほんとに好きなら
 もっと素直になれって。

 愛奈は今
 好きな人いないって
 ハッキリ言ってたぞ?
 もっと頑張ってみろよ。」


『…長川にとって俺は
 【友達の健ちゃん】
 ってだけだよ。

 友達って悲しいっすよ。』


「そうかー?
 俺はお前次第で
 愛奈の気持ち
 変えれると思うけど?」

『なんすか、それ。』



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