‐部恋。 Another Story‐
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彼女は俺に笑いかける。
「ほんと楽しかったー♪
やっぱりこの3人でいるの
好きだなっ。
もちろん潤ちゃんは
もっと特別だけどね♪」
そんな彼女に
目を奪われるんだ。
彼女の笑顔は俺の中で
すごいパワーを
持ってるんだ。
だから悲しい顔を
見せられると
心をかき乱される。
その理由が
俺だったなら尚更。
『……なー、長川。』
俺は立ち止まって
彼女に問いかけた。
『この前のこと
なんだけど…』
抱き締めたこと覚えてる?
少しでも意識してくれた?