‐部恋。 Another Story‐
11⇒告白
―――――――――…
あれから彼女とは
あまり話さなくなった。
俺も話しかけなかったんだ。
…ていうか、
話しかけれなかった。
彼女が悩んでることくらい
すぐに気付いたし、
真鍋から聞いて
確信したんだ。
彼女がアイツのことを
気になっていることも
前から気付いてた。
認めなかっただけで
気付いてはいたんだ。
けど、彼女は
俺のことを
真剣に考えてくれていた。
それは予想外の展開で
すぐにフラれると
思っていた俺は
結構とまどってた。
真剣に考えてくれていて
嬉しいはずなんだけど、
少し戸惑ったんだ。