Brother&Sister Love




私…恐い…嫌だ…



『美優…』


「嫌…」


聞きたくない…


「美優!いい加減にしな!あんたが聞かなきゃ何も始まらないし、終わりもしないんだよ?!
さっさと聞いて!解決して…いい報告…待ってるから…」


知里…

その時の知里の顔は凄く真剣で、どれだけ私のことを思ってくれてるか…
私達が付き合うのを誰よりも望んでいることが心に…体に…凄く伝わって来た。
そして知里は黙って屋上を後にした。


『美優…先に…お前から話せ』


隼人は、物静かに言った。

言っていいの?私が思ってること…
言い訳…全部…


「……わかった…」


『だからお前も…俺の話聞けよ?』





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