Brother&Sister Love



「やっぱりか…」


「え?」


やっぱりって?


「お前見てるとさ、いっつも切なそうな…愛しそうな顔して、隼人見てんだよ。
どう見ても…兄妹に向ける目じゃなかった。

だから、諦めてたんだよな!

これで吹っ切れた!ってえ!?」


ごめんなさい…こんなにも私を見ていてくれて…こんなにも私を好きでいてくれたのに…
私はその思いに応えることが出来ない…

本当にごめんなさい…


そう思った私は雄介の前で泣き始めた。
突然のことに、雄介はかなりの動揺…

でも…


―ギュッ―




< 93 / 333 >

この作品をシェア

pagetop