加藤くんが大好きな地味系不器用女子。
自分のお家からチャリで私は向かう。
校門前まで近づいていくと、
【あ、加藤くんだ。】
どんなに人がいっぱいいても彼を見つけられる。
これは唯一、私の特技だ。
校門前に制服を着崩して短めのスカートや
メイクで出来飾った女子たちが
加藤くんの周りにたくさんの女子がいっぱい居た。
私はすかさず、その女子たちに迷惑の掛からないようにゆっくりと
学校指定の自転車置き場まで向かった。