加藤くんが大好きな地味系不器用女子。
お昼休み──────────────
相変わらず、加藤くんは綺麗な女の子が周りにいてデートの約束など優しく微笑みながら約束やらしていた。
それを見たいた私になにか思ったのか
雨音は屋上で食べようと言い出し、
ここまで連れて来られた。
どうしたの?と雨音に聞くと、
「あんた、いつ別れるの?」
と聞かれた。
正直、私は付き合ってるか付き合ってないかわからなくて、付き合ってたんだと少し拍子抜けしてしまった。
「え!? あんた分かれてたと思ってたの?」
『うーん少し曖昧な表現だけど、別れてるか、分からない感じだったかな。』
私の発言に少し驚きながら雨音は、聞き返した。
「連絡はとってる?」
『連絡?』
うん、と言われたのでそんなに気になることかなと思いながら、
とってないよ?と言った。
「え!?あんたたちカップルじゃないの!?」
カップルなのかな?うーんと悩む私に。
「信じられない!なんで連絡先交換してないのよ!?」
『私は、聞かれなかったし、学校でも会うからいいかなと。』
雨音は、その発言に呆れてた。
あんたたちはもうと言いながら、
なんでそんなに不器用なのと私には
小声で聞き取りづらく全部は聞き取れなかった。