生徒に恋した教師
「おーいもうそろそろ外出るぞ」

「はーい」

といってクラスの生徒達が

ワラワラ出ていった。

外では記念撮影や最後の挨拶が行われてる。

教師はそれをただ見守ってる。

「先生」

もう聞き慣れた声。

「明日宮。」

「早いねー卒業。
この間先生に出会った気がしたんですけど」

「じーさんみたいなこと言うなよ。」

「はい、これ。
お手紙ー
なんだかんだ3年間お世話になったしね」

「お、おう。ありがとう」

「うん、じゃあね。先生。」

明日宮はそのまま1人で

歩いて帰ってしまった。

その後ろ姿をみて

泣いてるだなんて俺は気づくわけもなく…
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