生徒に恋した教師

｢えー先生語り合いましょーよ｣

｢お前とは全く意見が合わないからいい｣

｢ひどーい｣

お前がぶっ飛びすぎてんの

｢じゃーあ、今日は恋愛観だね｣

｢勝手に始めるなよ｣

｢先生は彼女いるの？｣

｢いないわ｣

質問に答える俺も俺か…

｢へー先生って彼女出来ても
あんまり変わらなそう｣

｢変わんねーよ。
前の彼女にも言われたわ。なんか、
友達の延長みたいで特別感ないとかなんとか｣

｢馬鹿だねーその彼女
先生の隣に立ててるだけで十分特別なのにね｣

｢それは人によるんじゃねーのか？｣

｢でも、先生が急に彼氏っぽいことしたら
笑う｣

｢笑うな。｣

彼氏っぽいことすると笑われんのかよ俺。

｢先生と同級生なら良かったのにな｣

｢なんでだよ｣

｢友達になりたい｣

｢理由それかよ｣

｢悪い？｣

｢悪い気はしない。｣

明日宮みたいな友達がいたら毎日が

楽しそうだけどな。うん。

｢先生が隣にいたら楽しそうだな｣

｢そーか？｣

｢うん。｣

しみじみ言ってくれるじゃねーか。

｢ってかまたお前と語り合っちゃった？
じゃねーかよ｣

｢ほんとだーあはは
じゃあ帰りますよーまたやろーね｣

｢もういいっての
気をつけて帰れよ｣

｢バイバーイ｣

｢さよーなら｣