生徒に恋した教師
「んーとね、チェックするから
ちゃんとしないと私のお仲間
ってことにするよって噂流したら
みんなちゃんとしてるよ」

…自虐にも程があるだろ

ってか利用しすぎだろ。

「お前のお仲間にはみんな
なりたくないってわけか」

「そりゃね
なりたくないでしょ誰でも」

「別にそんなに変じゃないと思うけどな」

「そう思う先生も変なの」

「薄々感じてたよ」

「やっぱり?」

「去年あたりからな」

「あらま。」

「風紀を正してくれるのはありがたいが、
自分で自分の心えぐるなよ?」

「…うん。」

間があったぞ?

大丈夫か?

「眠くなってきた」

「そのせいかよ」

心配して損した気分だ。

まぁ、明日宮のおかげで着崩しが減ったのは

素晴らしいということにしておこう。

「もう時間だから終わりにすんぞ」

「ほーい」
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