生徒に恋した教師
「宜しくお願いします。」

「明日宮さんの志望校は○○大学の心理学科でいいですか?」

「うん、私はそこに行く。」

お母さんはパンフレットを熟読している。

偏差値的には明日宮はもっと上を

目指せなくもない。

だが、明日宮のことだ。

何かを考えているか

何も全く考えていないんだろう。

明日宮のお母さんはさっきから視線しか

動いていない。

いや、脳みそは俺より何十倍の早さで

動いてるんだろうけど。
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