生徒に恋した教師
この後は初瀬のところに戻って

3人で屋台のご飯を食べた。

「久しぶりに夕食、人と食べたかも。」

「あー俺もだわ。」

「俺は奥さんいるから。」

上から明日宮、俺、初瀬の発言。

上2人の寂しいことこの上ない。

その分、今日は楽しかったってことだ。

「気をつけて帰れよ。明日宮」

「はーい。またねー。先生ー。」

「はいはい」

とりあえず、駅まで送ったから

多分無事に帰れるだろう。

きっと、明日宮のことが心配で

知りたいって思ったのも

隣にいてやりたいって思ったのも

きっと祭りのせいだろう。

明後日からは学校が始まる。

こんなこと考えてられないはずだ。
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