生徒に恋した教師
「あ、先生おはよー」

「あ、明日宮かおはようございます」

「祭りの時も思ったけど、
(尾形)先生と初瀬先生って仲良かったんだね」

「俺、なんだかんだ言って明日宮ちゃんと
話すの初めてじゃない?」

「初瀬先生とは授業でしか
関わりなかったですからね」

初瀬にはちゃんと敬語使うんだ…

明日宮の敬語ってなんか新鮮だな…。

「先生?なんで笑ってるの?」

「え?」

「口元緩みまくってたぞ?」

「…気のせいじゃないか?」

明日宮には疑問の目で見られ

初瀬にはニヤニヤされた。

「もう職員室もどる。」

「あ、尾形拗ねた」

「拗ねてねーよ。」

「先生って拗ねるんだ」

「明日宮まで変な事言ってんじゃない。」

バカにされてるはずなのに

フワフワして満たされてる気分になるのは

なんでかなんて分かんないから考えない。
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