生徒に恋した教師
「あ!尾形先生っ!」

…声で分かる。

金井先生だ。

覚えてる人少ないかもな。

風紀委員を一緒に担当してる非常に

距離が近く、はっきり言って

苦手な部類の人間。

「あ、どうも、金井先生。」

「そのクッキー美味しいんですか?」

「あ、はい。普通に。」

「ええー私も買ってみようかなー?」

「先生ナッツとか苦手なんじゃないですか?」

「そーなの!覚えててくれたんですか!」

「あ、はい。
このクッキーナッツ入ってるんで
やめといたほうがいいですよ。」

「そーなの?
じゃあ、しょうがないかー」

「お先に失礼します」

「ばいばーい」
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