生徒に恋した教師
…嘘をついた。

ナッツなんて入ってない。

ただ、このクッキーは明日宮について

俺が唯一知ってる事だから、

どうしてもほかの人に

オススメしたくなかった。

どうして?なんて分からないから

考えない。

3年3組の教室に入る。

「あれ?先生どうしたの?」

「いや、はかどってるかなーって
思ってな。」

「まぁまぁだねー」

明日宮の手元を見ると丸がたくさんついてる

ノートが開いてあった。

「明日宮は余裕が少しあるからな。」

「余裕ぶっこいてはいられないけどね
落ちる落ちる。」

へらっと笑う明日宮は少し余裕そう。
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