生徒に恋した教師
「先生ー
みんなキャベツ切れるようになりましたー」

「待ってたぞ!」

「あ、でもこれから買い出し行かなきゃなんで先生付いてきてください。」

「なんで俺なの。」

「ほかの男子はこれから作るのに
精一杯だからだよ。」

明日宮の事が好きだと自覚した今、

2人きりというのは少し辛いものがある。

が、教師なんだからそんなことを

言ってる場合じゃない。

「待て、なんで買い出し必要なんだ?」

「予想の3倍くらいお客さんが
来てるからね。」

「す、すごいな。」

「ある意味先生のお陰かもね」

「好きでやってたわけじゃないからな」

「だから、ありがとうって」
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