社長の甘い罠～いつしか当たり前に～ ＋ 番外編

あっという間にランチの時間になる。私は仲が良い同期とランチに出掛ける。


目の前にある公園でランチを取る事が多い。男３人女３人の仲良し同期だ。



「おっ、長嶺、弁当？」


「今日はね。時間があったから簡単に。」


「マジか。俺にも作って。」



隣に座って食べるのは、短めの茶髪がサラサラと風に靡いている藤村享(ふじむら とおる)だ。


その隣には長めの茶髪をセットした佐藤瑛士(さとう えいじ)。


瑛士の隣には黒髪の短髪を立ち上げている奥寺丈太郎(おくでら じょうたろう)。



「花菜、料理が上手だもんね。」


「うんうん。私も作って欲しいくらい。」



私の隣には肩までの黒髪、大きな瞳が印象的な田村(たむら)あゆみ。


その隣には長い茶髪を靡せている宮寺葵(みやでら あおい)。


私の仲が良い同期で公園内にある階段に腰掛けて話をする。


入社以来、気の合う仲間として一緒に過ごしている。