社長の甘い罠~いつしか当たり前に~ + 番外編
「花菜、場所は?」
「…………。」
壁に凭れていた私に社長の顔が近づき、耳元で囁かれる言葉に目を見開いた。
「花菜、キスするぞ?奥寺の前でも平気か?」
「………会社ですよ。」
「構わない。花菜、場所は?」
「………駅前の……。」
「社長、長嶺から離れてください。」
奥寺の言葉に社長が私から体を離した。
背後に立つ奥寺を冷たい視線で見る社長に怒っているのが伝わってくる。
「奥寺、店は何処だ?」
「長嶺が答えたくないなら答えません。俺は社長ではなく、長嶺の味方ですから。」
「味方?」
「本気じゃないなら………長嶺を手放してください。」
「はあ?」
初めて聞く社長の怒った声にビクリとした。それに気付いた奥寺が私の手を握る。
「奥寺、触るな。」
社長の言葉を無視して、私を連れてエレベーターに向かう。
「花菜、覚悟しておけ。」
怒った社長の声に体が固まりそうになるが、奥寺は無視して私を連れていく。
「…………。」
壁に凭れていた私に社長の顔が近づき、耳元で囁かれる言葉に目を見開いた。
「花菜、キスするぞ?奥寺の前でも平気か?」
「………会社ですよ。」
「構わない。花菜、場所は?」
「………駅前の……。」
「社長、長嶺から離れてください。」
奥寺の言葉に社長が私から体を離した。
背後に立つ奥寺を冷たい視線で見る社長に怒っているのが伝わってくる。
「奥寺、店は何処だ?」
「長嶺が答えたくないなら答えません。俺は社長ではなく、長嶺の味方ですから。」
「味方?」
「本気じゃないなら………長嶺を手放してください。」
「はあ?」
初めて聞く社長の怒った声にビクリとした。それに気付いた奥寺が私の手を握る。
「奥寺、触るな。」
社長の言葉を無視して、私を連れてエレベーターに向かう。
「花菜、覚悟しておけ。」
怒った社長の声に体が固まりそうになるが、奥寺は無視して私を連れていく。