クードル




案内された部屋に入る。

家具はあたしが使っていたものをそのまま持ってきた。
見慣れた家具だけど、見慣れない場所にあるから、どことなく新鮮だった。

ドアにはご丁寧に鍵が付けてあって、かなり嬉しい。
あの義兄が入ってくるとは思えないけど、それでもあたしだけのテリトリーに入られる心配がないというのは、嬉しいものだった。






< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop