キミガクレタモノ。


「着いたよ。」



タクシーの運転手の声とともに、車がゆっくりと動きを止めた。




ドアをあけると、かすかな潮の匂いがする。



肌寒い風が僕達を包んでいるように感じた。





タクシーを降りて自分の足でその地に立つ。



ここにくるまでに見てきた広い



...




広い海が





目の前にある。


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