アウト・サイド
一章「サイクルに弾かれたものたち」


クルクルクル。

緩やかな放物線を描いて回る、
一つの螺旋。

無数の魂が星のような輝きを放って、
生まれては死に、
死しては生まれる。

その有限を、
無限の循環の中で繰り返していく。

それを私たちは"サイクル"と呼んでいる。



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