君と、ゆびきり
「俺は少しでも長く千里と一緒にいたい」
そんな事を照れもせずに言う風。
言われたあたしの方が照れてしまい、顔が熱くなるのを感じた。
「千里」
風があたしの手に触れた。
相変わらず細いけれど、今日はちゃんと暖かかった。
グッと風の顔が近づいて来て、思わず流されてしまいそうになり、身を離した。
「ちょっと、風」
「え? ダメ?」
少しうるんだ瞳であたしを見て、子首を傾げてそう聞いてくる風。
「ダメって……あたしと風って付き合ってたっけ?」
そう聞くと、風は眉をさげてあたしを見た。
「そういうことするなら、ちゃんと付き合ってくれる?」
続けてそう言うと、風の顔がパッと明るくなった。
「千里、俺と付き合ってくれるの?」
そんな事を照れもせずに言う風。
言われたあたしの方が照れてしまい、顔が熱くなるのを感じた。
「千里」
風があたしの手に触れた。
相変わらず細いけれど、今日はちゃんと暖かかった。
グッと風の顔が近づいて来て、思わず流されてしまいそうになり、身を離した。
「ちょっと、風」
「え? ダメ?」
少しうるんだ瞳であたしを見て、子首を傾げてそう聞いてくる風。
「ダメって……あたしと風って付き合ってたっけ?」
そう聞くと、風は眉をさげてあたしを見た。
「そういうことするなら、ちゃんと付き合ってくれる?」
続けてそう言うと、風の顔がパッと明るくなった。
「千里、俺と付き合ってくれるの?」