君と、ゆびきり
3人だけのクリスマス
公園で風と合流した途端、風は設問攻めにあっていた。
まず、あたしとどこで出会ったのか。
告白をしたのはどっちからか。
あたしのどこを好きになったのか。
好奇心丸出しの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えていく風。
その様子を見ながらあたしは自販機で買った暖かな紅茶をひと口飲んだ。
「上岡君は、まだ入院中なのか?」
その質問をしたのは青だった。
途端に周囲が静かになる。
誰もが気になっていて、そして誰もが聞かなかった質問だった。
あたしはジッと風を見つめた。
風は変わらない笑顔を浮かべたまま「そうだよ」と、頷いた。
青はその返答に大きなため息を吐き出した。
「だと思った。全然日焼けしてないし、体全体細いしな」
青はおかまいなしに風をジロジロと眺めまわす。
まず、あたしとどこで出会ったのか。
告白をしたのはどっちからか。
あたしのどこを好きになったのか。
好奇心丸出しの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えていく風。
その様子を見ながらあたしは自販機で買った暖かな紅茶をひと口飲んだ。
「上岡君は、まだ入院中なのか?」
その質問をしたのは青だった。
途端に周囲が静かになる。
誰もが気になっていて、そして誰もが聞かなかった質問だった。
あたしはジッと風を見つめた。
風は変わらない笑顔を浮かべたまま「そうだよ」と、頷いた。
青はその返答に大きなため息を吐き出した。
「だと思った。全然日焼けしてないし、体全体細いしな」
青はおかまいなしに風をジロジロと眺めまわす。