君と、ゆびきり
告白
それは夕暮れ時だった。
風に教えてもらいながらも勉強は、学校で教わるよりももっとわかりやすくて身になった。
「風は学校の先生にもなれるんじゃない?」
「本当に?」
あたしの何気ない言葉に風の表情が明るくなる。
「うん。だってすごく頭いいし、教え方もわかりやすいし」
「そっか……」
風は頬を赤くして嬉しそうにほほ笑んでいる。
「もしかして風の夢って……?」
「小学校の先生」
照れながらそう言う風に、あたしは目を見開いた。
風の夢の話を聞くのは、これがはじめ他の事だった。
「そうだったんだ?」
「あぁ。入院してたら小さな子たちと関わる機会がたくさんあるんだ。
その中にはロクに勉強する時間もなく、ずっと治療を受けている子もいる。そんな子たちに少しでも勉強を教えてあげたいなって、ずっと思ってたんだ」
風は頬を染めながらも、真剣な表情でそう語った。
風はずっと病院で勉強をしていた。
だからそれがそのまま夢になったんだろう。
風に教えてもらいながらも勉強は、学校で教わるよりももっとわかりやすくて身になった。
「風は学校の先生にもなれるんじゃない?」
「本当に?」
あたしの何気ない言葉に風の表情が明るくなる。
「うん。だってすごく頭いいし、教え方もわかりやすいし」
「そっか……」
風は頬を赤くして嬉しそうにほほ笑んでいる。
「もしかして風の夢って……?」
「小学校の先生」
照れながらそう言う風に、あたしは目を見開いた。
風の夢の話を聞くのは、これがはじめ他の事だった。
「そうだったんだ?」
「あぁ。入院してたら小さな子たちと関わる機会がたくさんあるんだ。
その中にはロクに勉強する時間もなく、ずっと治療を受けている子もいる。そんな子たちに少しでも勉強を教えてあげたいなって、ずっと思ってたんだ」
風は頬を染めながらも、真剣な表情でそう語った。
風はずっと病院で勉強をしていた。
だからそれがそのまま夢になったんだろう。