君と、ゆびきり
なにか考えがあるみたいだ。
「もったいつけないでよ」
あたしがそう言うと、和美は軽く咳払いをして3人を順番に見て行った。
「実は大阪にあたしのイトコが暮らしてるの。実家だから部屋も空いてるらしいし、あたしたち4人が泊まる事を承諾してくれてる」
「うそ、もう話を進めちゃってるの?」
玲子が驚いたように目を丸くした。
「1つの選択肢としてだよ。遊園地からも近いし、丁度いいと思って連絡してみたんだ」
和美はそう言い、運ばれてきたチーズケーキをひと口食べた。
あたしの前にも同じものが置かれていて、甘い香りがしている。
「あともう1つ、あたしのイトコはイケメンだよ」
和美の言葉にあたしはケーキへ伸ばしかけたフォークを止めた。
みんなの視線が和美に集まっている。
和美は自信満々の表情でスマホを取り出し、イトコの写真を見せて来た。
「もったいつけないでよ」
あたしがそう言うと、和美は軽く咳払いをして3人を順番に見て行った。
「実は大阪にあたしのイトコが暮らしてるの。実家だから部屋も空いてるらしいし、あたしたち4人が泊まる事を承諾してくれてる」
「うそ、もう話を進めちゃってるの?」
玲子が驚いたように目を丸くした。
「1つの選択肢としてだよ。遊園地からも近いし、丁度いいと思って連絡してみたんだ」
和美はそう言い、運ばれてきたチーズケーキをひと口食べた。
あたしの前にも同じものが置かれていて、甘い香りがしている。
「あともう1つ、あたしのイトコはイケメンだよ」
和美の言葉にあたしはケーキへ伸ばしかけたフォークを止めた。
みんなの視線が和美に集まっている。
和美は自信満々の表情でスマホを取り出し、イトコの写真を見せて来た。