君と、ゆびきり
ソロリと隣を向いてみると、玲子が「無理なら無理っていいなよ?」と、言ってくれた。
あたしはみんなの中では男性嫌いということになっているらしかった。
決してそんなことはないのだけれど、なにかが胸に引っかかっていて、どうにも異性とうまく接することができないのだ。
なにが引っかかっているのかということも、自分ではよくわからない。
「別に、あたしは大丈夫だよ」
あたしがそう言うと、玲子は不安そうな表情を浮かべた。
無理をしていると思われたかもしれない。
「やった! 決定だね!!」
真弓が言葉通りその場で飛びはねて喜んだ。
「本当に大丈夫?」
和美があたしの事を気にしてそう聞いて来た。
「うん。大丈夫だよ」
和美のイトコが男だからって無理に会話をする必要だってないはずだ。
玲子だって一緒なんだし、大丈夫。
あたしはそう思い、残りのケーキを食べたのだった。
あたしはみんなの中では男性嫌いということになっているらしかった。
決してそんなことはないのだけれど、なにかが胸に引っかかっていて、どうにも異性とうまく接することができないのだ。
なにが引っかかっているのかということも、自分ではよくわからない。
「別に、あたしは大丈夫だよ」
あたしがそう言うと、玲子は不安そうな表情を浮かべた。
無理をしていると思われたかもしれない。
「やった! 決定だね!!」
真弓が言葉通りその場で飛びはねて喜んだ。
「本当に大丈夫?」
和美があたしの事を気にしてそう聞いて来た。
「うん。大丈夫だよ」
和美のイトコが男だからって無理に会話をする必要だってないはずだ。
玲子だって一緒なんだし、大丈夫。
あたしはそう思い、残りのケーキを食べたのだった。