君と、ゆびきり
未来へ
時計のアラーム音で目が覚めた。
大きな欠伸をして目を開ける。
しばらくベッドに横になったままぼんやりと天井を見上げていたが、ふと思い出してスマホを確認した。
今日の日付。
3月2日。
時計の針は正常に進んでいる。
壁には昨日もらった春ケ丘高校の卒業証書が飾られている。
「時間が……進んでる……」
今この瞬間に未来があった。
ずっと来ることのなかった3月2日に、あたしは今立っている。
途端に体中から喜びが湧き上がって来た。
「未来だ!! 未来が来たんだ!!」
叫ぶようにそう言い、ドタドタと階段を駆け下りて新聞の日付を確認した。
大きな欠伸をして目を開ける。
しばらくベッドに横になったままぼんやりと天井を見上げていたが、ふと思い出してスマホを確認した。
今日の日付。
3月2日。
時計の針は正常に進んでいる。
壁には昨日もらった春ケ丘高校の卒業証書が飾られている。
「時間が……進んでる……」
今この瞬間に未来があった。
ずっと来ることのなかった3月2日に、あたしは今立っている。
途端に体中から喜びが湧き上がって来た。
「未来だ!! 未来が来たんだ!!」
叫ぶようにそう言い、ドタドタと階段を駆け下りて新聞の日付を確認した。