君と、ゆびきり
入学式
目が覚めるといつもと違った雰囲気がした。
見慣れた部屋。
見慣れた景色。
だけどいつもと違うのは、きっとあたしの気持ちが違うから。
枕元に置いている携帯電話で日付を確認すると、4月1日になっていた。
今日からあたしは高校生になる。
春ケ丘高校の1年生だ。
そう思うと、見慣れた景色が新鮮に見えた。
大きく深呼吸を繰り返してベッドを下り、真新しい制服を見つめた。
紺色のセーラーに紺色のスカート。
これに赤いリボンをつければ完成だ。
まだ1度も身に着けていないパリッとした制服は、袖を通しただけでなんだかむず痒く感じる。
見慣れた部屋。
見慣れた景色。
だけどいつもと違うのは、きっとあたしの気持ちが違うから。
枕元に置いている携帯電話で日付を確認すると、4月1日になっていた。
今日からあたしは高校生になる。
春ケ丘高校の1年生だ。
そう思うと、見慣れた景色が新鮮に見えた。
大きく深呼吸を繰り返してベッドを下り、真新しい制服を見つめた。
紺色のセーラーに紺色のスカート。
これに赤いリボンをつければ完成だ。
まだ1度も身に着けていないパリッとした制服は、袖を通しただけでなんだかむず痒く感じる。