君と、ゆびきり
☆☆☆
翌日。
目が覚めたのは2月28日だった。
あたしはベッドの中で携帯電話に表示されているその日付を見ていた。
昨日が2月27日なのだから、28日で間違いはない。
中学校の卒業式は明日だ。
あたしの記憶でもそうなっているし、どこも変なところはなく、すべて合っている。
合っている……のに、どうしてだろう?
違和感が体が抜けきる事なく、あたしは携帯電話を置いた。
今日は2月28日。
頭の中でそう考えながらベッドから起きだした。
まだ少し肌寒さを感じて軽く身震いをする。
制服に手を伸ばした時、不意に人の声が聞こえて来た気がしてあたしは動きを止めた。
周囲を見回してみても部屋の中にはあたししかいない。
気のせいか……。
受験が終ってからも、高校で習う予定の勉強を自主的に続けてきていたため、少し疲れているのかもしれない。
翌日。
目が覚めたのは2月28日だった。
あたしはベッドの中で携帯電話に表示されているその日付を見ていた。
昨日が2月27日なのだから、28日で間違いはない。
中学校の卒業式は明日だ。
あたしの記憶でもそうなっているし、どこも変なところはなく、すべて合っている。
合っている……のに、どうしてだろう?
違和感が体が抜けきる事なく、あたしは携帯電話を置いた。
今日は2月28日。
頭の中でそう考えながらベッドから起きだした。
まだ少し肌寒さを感じて軽く身震いをする。
制服に手を伸ばした時、不意に人の声が聞こえて来た気がしてあたしは動きを止めた。
周囲を見回してみても部屋の中にはあたししかいない。
気のせいか……。
受験が終ってからも、高校で習う予定の勉強を自主的に続けてきていたため、少し疲れているのかもしれない。