君と、ゆびきり
今日はみんなで海へ行くから、少し派手な髪型にしていくつもりだ。
アップにした髪にビーズのヘアアクセサリーをつける。
アクセントに、胸元には大き目の貝殻のネックレスをつけた。
あたしがこうやって夏休みを存分に楽しめるようになったのは、中学に上がってからの事だった。
それまでは人よりも体が弱く、すぐに病気にかかっていたため夏休みも遊んだ記憶がほとんどなかった。
もしかしたらこのままずっと、人よりも楽しくない人生を歩むしかないのかな。
そんな風に落ち込んだ時もあった。
でも、中学に入学して以来、あたしの体は見違えるほどに元気になったのだ。
風邪をひかないように一生懸命予防していたこともあるし、運動に気を遣うようにもなった。
そのおかげで、あたしは小学校まで通っていた病院へも行かなくてよくなっていた。
だから、今この瞬間が楽しくてたまらない。
「いってきます!」
あたしは元気よくそう言い、家を出たのだった。
アップにした髪にビーズのヘアアクセサリーをつける。
アクセントに、胸元には大き目の貝殻のネックレスをつけた。
あたしがこうやって夏休みを存分に楽しめるようになったのは、中学に上がってからの事だった。
それまでは人よりも体が弱く、すぐに病気にかかっていたため夏休みも遊んだ記憶がほとんどなかった。
もしかしたらこのままずっと、人よりも楽しくない人生を歩むしかないのかな。
そんな風に落ち込んだ時もあった。
でも、中学に入学して以来、あたしの体は見違えるほどに元気になったのだ。
風邪をひかないように一生懸命予防していたこともあるし、運動に気を遣うようにもなった。
そのおかげで、あたしは小学校まで通っていた病院へも行かなくてよくなっていた。
だから、今この瞬間が楽しくてたまらない。
「いってきます!」
あたしは元気よくそう言い、家を出たのだった。