紅月
俺は今月を見ている。
綺麗な満月だ。
そんな事を思いながら月を見ていると携帯のバイブがなった。
ブ―ブ―ブ―。
『メールか。ん?二件来てる。誰だろ』
そんな事を思いながら携帯を見てみると一件目は友達の章大からだった。
(明日他校の女子とコンパな!!)
『強制かよ』
そんな事を思いながら返事をした。
二件目……。
『誰だろ』
メールを開いてみるとこう書かれていた。
『今晩。私は堊と言います。外を見てください。』
不信に思いながら外を見てみると……
『月が紅い。』
するとまた携帯がなった。
また堊という人からメールが来た。
『ご覧になりましたね。
ご覧の用に月が紅くなっています。
紅くなっている。すなわち……ゲームのスタートです。』
意味が分からない。
誰かがいたずらしているのかと思いながら携帯を閉じた。