美形鬼社長は、フランス人形に溺愛中!?
私と社長の仲を引き裂くために!?
「ちょっと離して!!
それに、セレナは?
セレナは、何処に居るの!?」
私は、叫んだ。
まさか、何かしたの!?
「あ、何だ……日本語喋れるじゃん。
セレナ?あ、もしかして一緒に居た子?
もちろん居るぜ。ここに」
1人の男が私を無理やり起こすと
見せてくれた。
「セレナ!?」
セレナも縄で縛られて倒れていた。
「安心しな。気絶しているだけだ。
お前が大人しくしててくれたら何もしない」
そ、そんな……!?
「そんなことをして、ただでは済まないわよ!?
あなた達、必ず捕まるわ」
私は、必死に日本語で訴えた。
しかし大笑いされる。
「アハハッ……捕まる?
そんなの誰も通報しない限り捕まらねぇーよ。
警察なんて一条寺家の力で、いくらでも
揉み消せるし。それに通報してみろ?
恥ずかしい写真をネットにバラまいてやる」
「ついでに会社の悪口とか書いたら
お前もその会社もお終いだ!
そうなりたくなかったら、大人しく
俺と写真撮ったり……仲良くしようぜ?」
そう言いながらも私を無理やり触ろうとしてきた。