美形鬼社長は、フランス人形に溺愛中!?
何で……!?
『何だこれは!?
何でケイティまで写真に撮り上げられているのだ?』
社長がそれを知ると激怒してしまう。
『あの……すみません』
まさか、自分までこんな騒ぎになるなんて
夢にも思わなかった。
どうしよう……また迷惑をかけてしまった。
『仕方がないわよ……彩人。
ケイティは、私に似ているのだもの。
騒がれて同然だわ』
キティが庇ってくれる。
キティ……。
『そんなのは、分かっている。
だから悩んでいるんだ!!
ケイティも……キティに似て美しい。
この騒ぎで世の男共がケイティに興味を持ち出したら
どうするんだ!?』
社長が私の心配まで知って
怒ってくれている。
それを知ると何だか嬉しくなった。
『とにかく、お前もしばらく
外に出歩くな!?
通勤は、迎えに行かせるからその車で行け』
『は、はい。』
私は、慌てて返事した。
しかし報道陣は、何故だか
私とセレナが住んでいるマンションまで
突き止めてつきまとうようになる。