美形鬼社長は、フランス人形に溺愛中!?
『ちょっと、まだ報道陣が居るわよ……』
カーテン越しから、こっそりと窓を覗くセレナ。
いつまで居る気だろう。
マンションまで来られると買い物にも行けない。
『どうしよう……買い物があるのに』
『あんたも大変よねぇ~美人なだけに』
私を見ながら言うセレナ。
『からかわないで。
でも、本当に困っちゃう……』
いつまでも、外に出られないのも困るし
まるで逃げているみたいで嫌だ。
キティのことも解決していないのに……。
『あ、なら。こんなのはどう?』
セレナが提案をしてくれたのだが……。
えっ?
そんな上手くいくかしら。
無理なのでは……と思いながら
見るとニヤニヤと笑われる。
面白がっているようにしか見えない……。
『そんな無茶な……』
『やるだけやってみれば?
大丈夫。私に任せておいて……』
そう言うとウィンクするセレナ。
えぇっ!?
そしてセレナに色々と弄られ
着替えさせられた。
『よし、こんなもんかな?』
出来上がると満足そうな笑みをこぼしてきた。