美形鬼社長は、フランス人形に溺愛中!?
「む、無理です。
私は、他に好きな人が居るので……」
私は、そう言うと慌てて逃げようとした。
しかし彼は、私の腕を掴み離さない。
ちょっと!?
何なのよ……さっきから?
「好きな人って……もしかして
君の会社の社長のこと?」
ビクッ!!
社長の名前が出てきたので肩が一瞬震える。
「ち、違います……それより
離して下さい。私……急いでいますので」
本当は、セレナの誕生日祝いに
プレゼントのご馳走やケーキの材料を
買いに行くつもりだったのに。
逃げ出そうと掴まれていた腕を払おうとする。
その瞬間だった。
グイッと強く壁に押し付けられるとそのまま
強引にkissをされてしまう。
う、嘘っでしょ!?
「んんっ~!!」
必死に離れようとするのだが彼の力は、強く
退かすことが出来なかった。
嫌だ……好きでもない人にkissをされるなんて。
強引にkissを続ける彼。
何とか退かすと私は、彼に
平手打ちする。
バンッと力強く叩いた。