美形鬼社長は、フランス人形に溺愛中!?

嬉しい……。
社長のそばに居てもいいって言ってくれた。

好きだって……。

涙が溢れて止まらなかった。

社長は、そんな私にkissしてくれた。
甘酸っぱいkissだった。

すると
そんな姿を近くで見ていた人物がいた。

「これでいいのか?キティさんよ……」

「えぇ、ありがとう。お陰で助かったわ」

そうひっそりと陰で話しているのは、
キティと柚木さんだった。

「しかし、驚いたよ……。
急に俺の前に現れて協力しろってさ。
約束通りにやったのだから、俺に
個人インタビューさせてくれるんだよね?」

キティは、柚木さんに
個人インタビューをさせる代わりに
協力を頼んだらしい。

「フフッ……それは、どうかしら?」

「はぁっ?」

「私は、この後に消えるわ。
正確には、成仏をするのだけど……。
だから個人インタビューは、もう出来ないの。
でも、それに似合った分の報酬は、
西野に頼んで振り込んでおいたから安心して」

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