恋愛白書
「...あ。集合だー。行こう」


まちゃがそう言ったので、クラスの列に向かう。

ここでも班ごとなので一緒。


なんか近くにいれるって幸せだなぁ。
着実に近づいてる気がするの。
少しづつだけどね。


先生の長い話を聞き終わり
電車に向かって移動する。


「やしな、あとで写真とってあげる。電車のなかで!」


光がこそっと言ってくる。


「写真?」

「うん。杉森と」

「え!無理!」


ちらっと杉森くんを見ると
虎とモリーと楽しそうに話していた。


二人になりたい。
心の底から思った。


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