恋愛白書
「お。光。クラス一緒なんだ」


後ろに座っている光に気づき、杉森くんが声をかける。


「杉森。小学校以来だね」


光もそれに応える。

...いいなぁ。


「...何か用?」


ずっと杉森くんを見ているあたしに気づいてそういわれる。


「…あ、なんでもない」


あたしは慌てて光のほうに向きを変える。


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