恋愛白書
「頑張りたい、とは思ってる」

「丈がこんなにゆっくり派だとは思わなかった」

「俺だって信じらんねぇよ」


俺はちらっとやしなちゃんを見る。


光とまちゃに囲まれて楽しそうに話してた。

ほんと二人がうらやましい。


「俺もやしなって呼ばせてもらうんだ」

「は?んなの勝手に呼べよ」


モリーが呆れた顔になる。


「ほかの子なら勝手に呼べるんだけどな」

「ここまでくるともう重症だよな」


虎がふっと笑う。


ここまで俺をさせるとかやるよな。


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