恋愛白書
「じゃあな。やしな」

「うん!宿泊終わったら、また家行くー」


やしながしょったに手を振る。


「しょったの家、よく行くの?」


やしなの顔を見ずに聞く。


「え?うん」

「付き合ってんの?」

「え?」


俺の言葉にやしなの足が止まる。


「どした?」

「付き合ってるわけないじゃん」


やしなが俺から手を離す。


「やしな?」

「なんもないから」


やしなはそのまま歩き出す。


「...どうしたんだよ」


俺はやしなの腕を掴む。


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