恋愛白書
絵里香と一緒にずっといたのは
兄ちゃんも一緒。

絵里香と兄ちゃんは同い年だし
1番近くにいたのは俺ではない。
兄ちゃんのほうだ。


「まーた見てるんだ?」

「うるせ」

声をかけてきた幼なじみの花梨(カリン)を軽く睨む。


「はやく諦めたらいいのに」

「そうできたら苦労しねーよ」


花梨は絵里香の妹


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