恋愛白書
「お疲れー。帰る?」


ミーティングが終わって光にそう聞かれる。


「丈が送ってくれるみたいだから、教室いくー」


伸びをしてそう答える。


「ラブラブじゃーん」

「へへ」


光の言葉ににやける。


いろいろと不安はあるけど
うまくいっているほうだとは思う。


「まだいないねー」


光が教室を見て言う。


「体育館行ってみようかな」

「じゃあ一緒に下まで行こう」

「うん」


あたしは光と一緒に階段を下りる。


丈のバレーボール姿見るのが好きだから。

好きになった姿だもんな。
今こうして付き合えてることがすごい。
幸せ。


< 154 / 447 >

この作品をシェア

pagetop