恋愛白書
「いいからお前ははやく部活いけよ」


花梨の背中を押す。


「相変わらず乱暴」


花梨は笑いながら部活の輪に向かう。


花梨の部活はバドミントンで俺らのバレーボールの次に体育館を使うことになっている。


「…帰るか」


俺はカバンを背負い入口に向かう。


「虎(トラ)でも誘うか」


俺はカバンからスマホを取り出す。

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