恋愛白書
「丈くん、虎!おはよー」


廊下を歩いていると声をかけられる。


「おお、まちゃ」


振り向くと小学校から一緒のまちゃがいた。


「ふたり同じクラスだった!」

「お、まじか!よろしな!」


虎とまちゃと3人で教室に向かう。


「まちゃ、陽登(アキト)は?」

「クラス離れた」


まちゃが膨れ面になる。


陽登はまちゃの彼氏。


「日頃の行いだな」


虎がふっと笑う。


「虎のバカ!」


まちゃが虎のことを叩く。

< 22 / 447 >

この作品をシェア

pagetop