恋愛白書
「何やってんの!バカ」


お母さんがバタバタと走ってくる。


「...やしな」

「あら?やしなともお友達なの?」


俺の反応にびっくりした顔をするお母さん。


「あ。祐樹はバレー部の後輩です」

「あら。じゃあ、やしなとは同じ学年なのね?」

「はい」

「丈!トイレ!こっち」


やしなが俺の手を引っ張る。

「ここ!入って!」


やしなが俺をトイレに押し込む。

さっきの祐樹が言ってたのはやしなか。

そういえば同じ苗字。


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