恋愛白書
「だ、大丈夫だから。先生来るからいくね」


隣の子がそう立ち上がる。


…どこかで見た顔だな


「あの子って同じ小学校じゃないよな?」


俺は光に聞く。


「中学からこっち引っ越してきたの。あたしは部活が一緒で。一年のときは虎とかしょったと同じクラス」

「あ!」


俺は昨日みた顔を思い出し声をあげる。


「なした?」


光が不思議そうな顔になる。

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