恋愛白書
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「おはようー」

「おはよー」


教室にはいろんの人が登校してくる。


俺は、ほんとに篠原と登校してきた。

会話も普通に。

ほぼ、篠原の話に相槌打ってただけだけど。

やしなといるほうが断然楽しくて
やっぱりやしなが好きなんだなって思い知らされる。



「やしなおはよー」


クラスメイトがやしなに声をかける。


やしなが教室の入口で光と話してる。


俺の視界の片隅で見えた映像。

神谷が席を立った。


俺にはわかった。
どこにいくのか。


「丈くん、聞いてる?」


隣から篠原の声。


「うん」


嘘。
全然聞いてなんかない。

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